合同葬：斎場魂

葬儀を社葬や合同葬で執り行う場合

大きな企業の社長や役員、会長など、企業に大きな貢献をした人が亡くなった場合、企業と関連性がある弔問客が多くなることが予想されます。こういった場合、遺族だけで普通の葬儀として開催することは非常に難しいため、企業と遺族が一緒に社葬や合同葬を行う場合が多くなります。

葬式に要する費用も、企業と遺族がどのように負担するかはケースバイケースですが、火葬やお寺に関する費用など企業とは関係ない部分については遺族が負担し、大きく費用がかかる部分については企業が負担するケースが多いようです。

故人が生前に複数の企業で活躍していた場合には、それだけの企業が葬儀に参加しますし、企業活動以外にも活動を行っていた場合には、その団体も加わってきますので、より大規模になってきます。故人が著名であればあるほど、その活動範囲も広くなり、弔問客も多数となります。

公職的な役割も果たされていた場合などもあれば、さらに大規模になりますので、細心の注意を払って葬儀を執り行うことが必要です。

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様々な葬儀形態における「合同葬」

「合同葬」とは、ご遺族と故人が勤めていた会社や団体とが共同で主催し、個人葬と本葬を一緒に執り行う葬儀のことをいいます。多くは社葬の一種として扱われます。また、複数の企業や団体が合同で行う葬儀も同様に呼ばれます。

この「合同葬」を執り行うメリットとしては、個人葬と社葬に分けて行うよりも、その準備に掛かる費用が抑えられるということが挙げられます。ただし、ご遺体を安置したまま準備を行わなければなりませんので、準備の期間が短く、事前に段取りを確認してから取り掛からなければ、慌ただしくなることが多いようです。

更に「合同葬」にはもうひとつの種類があります。災害などによって多数の死者が出た際、そのご遺族も被災者になっている場合に行われます。このように、喪家単位での葬儀を執り行うことが困難な状況においては、複数の故人を合同で弔うためです。